プラグインとは
WordPressにおけるプラグインというと、多くの方は例えばContact Form 7 などのWordPressプラグインを思い浮かべるのではないかと思います。
しかし、本来プログラミングにおけるプラグインとはもっと広い意味合いを持ちます。まずはプラグインの本来の意味を確認していきましょう。
プラグインの仕組み
プラグインとは処理の途中に任意の処理を差し込むことができる仕組みのことです。
// plugin_funcはプラグインの仕組みを取り入れた関数
function plugin_func(){
echo '処理A';
// プラグイン処理を呼び出す仕組みがここに入る
if(function_exists('plugin') === true){
plugin();
}
echo '処理B';
}
//この関数を定義することで、任意の処理を処理Aと処理Bの間に埋め込むことができる。
function plugin(){
echo 'プラグイン!';
}
plugin_func();
上記の関数 plugin_funcのように、処理内容を外部から追加できる仕組みをプラグインと呼びます。
実はWordPressの関数・メソッドの多くはプラグインできるようになっており、後述するアクションフック・フィルターフックを利用することで様々な処理を追加することができるのです。
プラグインを行う、2つの方法
プラグインの仕組みを利用してWordPressに処理を追加する方法は大きく2つあります。
functions.php
functions.phpにアクションフック・フィルターフックの追加処理を行うことで、WordPressにプラグインを行うことが可能です。
WordPressプラグイン
WordPressプラグインを作成することでWordPressにプラグインを行うことが可能です。functions.phpとは異なり、テーマとは別に有効・無効を切り替えることが可能です。
functions.phpとWordPressプラグインの使い分け
functions.phpとWordPressプラグインの使い分けは、プラグインを行う処理が「特定のテーマでのみ行う処理かどうか?」で決まります。
- テーマが変わっても利用したい → WordPressプラグイン
- 特定のテーマでのみ利用したい → functions.php
と使い分けていただくのがオススメです。