Ansibleとは
Ansibleとは、様々なOSの初期設定を行うツールです。
OSインストール後に様々な初期設定を行うのではなく、
- ansibleのインストール
- ansibleに初期設定ファイルを読み込ませる
というステップを踏むだけで、例えば
- セキュリティ設定
- webサーバ(apache)の設定
- MySQLの設定
- PHPの設定
といった、一つ一つコマンドを打って行くと 非常に長くかかるプロセスを自動化することができます。
そして、初期設定ファイルは再利用できますので、同じ初期設定を新しく立ち上げるサーバで流用することも容易です。
このように、Ansibleのようなツール利用して初期設定を初期設定ファイルのコードに任せて自動化する手法を
Infrastructure as a code (インフラストラクチャ アズ ア コード => 環境設定のコード化)
と呼びます。
VagrantとAnsibleの違い
VagrantとAnsibleは「初期設定を楽に行うツール」という意味合いでは同じですが、双方の役割は明確に異なります。
Ansibleが 「OSインストール後の様々な設定を自動化する」ツールであるのに対して、
Vagrantは 「仮想環境を作成して、自動でAnsibleを実行するなど、仮想環境の扱いを便利にする」ツールです。
Vagrantは様々なソフトウェアを組み合わせて仮想環境の扱いを楽にするツールであり、その中でAnsibleというツールが活用されている、と理解しておきましょう。