cp
cpはCoPyの略で、あるファイルを別のファイル名でコピーするコマンドです。
cp hoge.txt fuga.txt
とすると、hoge.txtがfuga.txtにコピーされます。
cpのオプションの例
-b --backup
上書きや削除が行われるファイルについてバックアップを残すオプションです。
cp -b hoge.txt fuga.txt
とすると、もしfuga.txtがすでに存在していた場合にはfuga.txt~というバックアップが作成されます。
-i --interactive
コピー先に同名のファイルがあるときには警告を行ってから上書きするオプションです。
cp -i hoge.txt fuga.txt
とするともしfuga.txtがすでに存在していた場合には、確認のダイアログを出してからfuga.txtを上書きします。
-r
指定したディレクトリ以下を再帰的にコピーするオプションです。
cp -r hogehoge fugafuga
とすると、hogehogeディレクトリ以下をfugafugaディレクトリに丸ごとコピーします。
-u --update
同名のファイルが存在する時、タイムスタンプを比較して同じかまたは新しい場合にはコピーしないようにするオプションです。
cp -u hoge.txt fuga.txt
とすると、すでに存在しているfuga.txtのタイムスタンプがhoge.txtのタイムスタンプより古い場合のみコピーが行われます。