wget
wgetはコマンドラインで利用できる高機能なダウンローダーです。ソフトウェアのアーカイブをダウンロードするときなどにも用いられます。
wget http://example.com/file.zip
とすると、example.comからfile.zipをダウンロードしてカレントディレクトリに保存することが可能です。HTTPのほか、ftpも利用可能です。
wgetのオプション
-i
-iオプションを利用すると、ダウンロードurlを列挙したテキストファイルを読み込むことが可能です。
wget -i list.txt
とすると、list.txtに列挙されたurlから連続でファイルをダウンロードします。
-r
-rオプションを利用するとhtmlファイル内のリンクに対して再帰的にダウンロードを行うことが可能です。さらに親ディレクトリからはダウンロードを行わない-npオプションと組み合わせて
wget -r -np http://example.com/images/
となどとしてimagesフォルダの内容をまとめてダウンロードすることなども可能です。
-O
-Oオプションを利用すると任意の保存先にファイルを保存することが可能です。
wget -O test/test.zip http://example.com/file.zip
とするとfile.zipをtestディレクトリのtest.zipというファイルに保存することができます。
-P
-Pオプションを利用すると保存先のディレクトリを指定することが可能です。
wget -O ./test http://example.com/file.zip
とすると、testディレクトリにfile.zipを保存することができます。
注意点
wgetを利用すると簡単に大量のファイルをダウンロードすることが可能ですが、サーバーに負荷をかける可能性があるため十分に注意して利用しましょう。最悪の場合、サイトの管理者からIPアドレスをブロックされたりすることにもつながりかねません。