mv
mvコマンドはMoVeの略で、ファイルやディレクトリを移動させるコマンドです。
mv hoge.txt hogehoge
とするとカレントディレクトリのhoge.txtをhogehogeディレクトリに移動することができます。 また、
mv hogehoge fugafuga
とするとhogehogeディレクトリをfugafugaに移動することも可能です。
mvのもう一つの使い方
mvコマンドは移動する際に名前を変更することが可能です。
mv hoge.txt hogehoge/fuga.txt
とするとカレントディレクトリのhoge.txtをhogehogeディレクトリにfuga.txtという名前で移動することができます。
これを応用して
mv hoge.txt fuga.txt
とするとファイル名を変更することが可能です。
mvのオプションの例
-b --backup
上書きや削除が行われるファイルについてバックアップを残すオプションです。
mv -b hoge.txt fuga.txt
とすると、もしfuga.txtがすでに存在していた場合にはfuga.txt~というバックアップが作成されます。
-i --interactive
移動先に同名のファイルがあるときには警告を行ってから上書きするオプションです。
mv -i hoge.txt fuga.txt
とするともしfuga.txtがすでに存在していた場合には、確認のダイアログを出してからfuga.txtを上書きします。
-u --update
同名のファイルが存在する時、タイムスタンプを比較して同じかまたは新しい場合には移動しないようにするオプションです。
mv -u hoge.txt fuga.txt
とすると、すでに存在しているfuga.txtのタイムスタンプがhoge.txtのタイムスタンプより古い場合のみ移動が行われます。