アーカイブと圧縮の組み合わせ
実際の運用ではアーカイブ処理を行ってから圧縮処理を行うことが頻繁にあります。
例えば
tar cf sample.tar sample1
として、まずsample1フォルダをsample.tarというファイルにアーカイブしてから
gzip sample.tar
とすることでsample.tar.gzという圧縮されたアーカイブファイルが出来上がります。
ただし、上記の処理は
- 一度tarファイルを作成してから圧縮するので、tarファイル分の容量を余計に食う
- 単純に手間がかかる
という理由であまり行われません。
実際にはアーカイブと圧縮をtarコマンドで合わせて実行できます。zオプションを利用することで
tar czf sample.tar.gz sample1
とするだけで、アーカイブして圧縮するという処理をまとめて行うことが可能です。
そのほかの圧縮方式とアーカイブの組み合わせ
zオプションの代わりに、jオプションを利用するとbzip2、Jオプションを利用するとxz方式での圧縮を組み合わせることが可能です。