nano
nanoとは、シンプルで一般的なテキストエディタの操作感に近い感覚で操作できる使いやすいエディタです。
- モードがない
- 複雑なコマンドがない
- 画面下に常にコマンド表示
といったvimとの違いがあり、GUIでのテキストエディタに近い操作感になっています。
nanoの起動
nano
で、新規ファイルモードで起動します。
nano [ファイルパス]
で、ファイルパスを指定して開くことができます。 ファイルが存在しない場合には、保存の際に該当のファイルを作成します。
nanoの基本操作
処理内容 | 操作 |
---|---|
カーソルの移動 | カーソルキー |
ヘルプの表示 | Ctrl + G |
nanoの終了 | Ctrl + X |
現在のカーソルの行・桁・文字を表示 | esc + c |
コピー | ありません(ただし、通常のシステム上のコピーペーストが可能です。) |
nanoの特徴
nanoはviに比べると機能は少ないですが、そのぶんコマンドライン上のエディタに慣れていない方でも 扱いやすいという特徴があります。 普段Linuxを利用しない方に、何らかのテキスト編集をお願いする必要がある時などには便利でしょう。 また、軽い編集であれば十分に扱えますので、viが苦手な場合、高度な編集が必要でなければ nanoも一つの良い選択です。利用頻度と編集のレベルによって選択しましょう。